家族と野球と視覚障害

どうせするなら楽しむ努力を

出会い

「なぜ、あいつに惚れたのかって?やぼなこと聞きやがる。

理由なんかねぇよ。ただ、あいつだけが目についた。それだけだ…」

 

あなたが思う渋い声ナンバーワンの声優さんで、脳内再生して下さい。

いきなりやらかしてすんません。

しろめです。

 

ということで(←どういうこと?)

私は福岡ソフトバンクホークスの大ファンです。

「そりゃあ強いもんね」と思ったそこのあなた、違います。私のファン歴は30年。

つまりホークスがBクラス街道をまっしぐらだった時から応援してるんです。

関東からです。

 

きっかけは、ダイエー初期のあのユニフォーム。斬新というか何というか、今見るとお世辞にも格好いいとは言えません。ただ視覚障害がある私の目には、白を基調としたどのユニフォームより大きなインパクトを残したのです。

それ以来少ない情報を頼りにホークスを追いかける日々が始まりました。

 

「見えないのに、どうやって野球を楽しむの?」

疑問を感じる方がいらっしゃるかも知れませんよね。

勝手な見解ですが、視覚障害と野球観戦の相性はそれ程悪くないと思っています。

例えば、サッカーやバスケットの売りの1つであるスピーディさに視覚障害者がついていくのは大変なのです。見れば分かりやすく伝わる筈の選手の凄さも中々実感出来ません。一方の野球は時間が長いと揶揄されるだけあってプレイには間が多く、情報を整理しやすいのです。

個人成績を眺めていると選手の特徴がイメージしやすい事も助かります。立場によっては長所が短所に、短所が長所になるというのも面白いものですよね。

 

お陰で飽き性な私でも30年間野球ファンでいられました。

今年も開幕が待ち遠しいです。

 

最後に余談を1つ。

幼いころの私は、大相撲も大好きでしたが贔屓力士は千代の富士でも貴花田でもなく、大徹です。

これは凄い、B級グルメ好きにも程があると思いません?

詳しい方なら感づいていらっしゃるかも知れませんが、こちらもきっかけはあの独特なまわしの色です。我ながら着眼点の面白いお子様でした。

もしも1989年当時、私が大人だったなら野球はホークス・相撲は大徹のファンだと公言することが出来たでしょうか?ちょっぴり自信がありません。

子供で本当に良かったです。

 

 

例え、センスを問われようとも好きなものには胸を張ろう。

人生が豊かになる筈だから。

 

 

 

シチューかけごはんが大好きだーー!!

おやすみなさい。