家族と野球と視覚障害

どうせするなら楽しむ努力を

宝物

時刻は午前3時7分、頭はしっかり冴えているのに心が宙に浮かんでいる。そんな不思議な感覚でした。

 

妻の身体はまるで北極にでもいるかの様に、震えています。

男が最も無力を感じる瞬間、そういっても過言ではないでしょう。

 

昨年のある春の日に、娘が外界へやってきました。

 

本音を書くと人格を疑われてしまうかもしまいませんが、子供好きとは言えない私は自分の時間を削ってまで娘に愛情を注げるか実のところ心配でした。

 

それがどうでしょう。

今では立派な親馬鹿です。

 

何て可愛い生き物なんだと日々感動しています。

 

親になると「どういう子に育てたい?」と聞かれることが多くなります。

健康・人柄・知識・能力、希望はいくらでも浮かんできますが強く望むのは1つだけ。自己決定が出来る子に育ってくれれば満足です。

大人になると必ず大きな決断を迫られる日がやってきます。

日頃から他人に選択を委ねていると失敗した時も容易く言い訳が出来てしまい、成長に繋がりません。自分の道は自分で選び、決断に責任を持つこと、その大切さを教えてあげられる親でありたいと思っています。口で言うほど簡単ではありません。私も研鑽をつまないと…

 

小さな手、ぷるぷるほっぺ、浅い呼吸、可愛い笑顔。

妻と私の分身は今日も元気に育っています。

 

これから先、壁にぶつかることだってあるでしょう。

 

娘が私の障害を嫌うかも知れません。辛くなったらこのブログを見て、初心に帰りたいと思います。

 

 

未来のリスクに捕らわれるより、今日の幸せに感謝する。

 

 

可愛い寝顔におやすみなさい。

 

 

 

 

 

よく見えないけど・・